■銀魂Comics summary■

 第十二巻 『急がば回れ』
第十二巻 『急がば回れ』           表紙:高杉 晋助
2006/04/04発売
作者コメント: 前回、痔の治療法を募ったところ
多種多様な治療法が送られてきて
一体何が真実で何がウソなのか
僕にはもう……
何もわからなくなってしまった。
だが一つだけわかった事がある。
こんな腐った世界にも
傷つく人を捨て置けない…そう
君達…「侍」がまだ生きているんだと…。
 

第九十五訓 『闇夜の虫は光に集う』
                         WJ_2005-51号掲載

主な登場人物: 岡田似蔵、高杉晋助、来島また子、武市変平太、エリザベス、
坂田銀時、村田鉄子、村田鉄男、桂小太郎、志村新八、神楽
大雑把ストーリー: 似蔵に見えている人間が放つ微かな光。高杉の「不安定で攻撃的で哀しい色を帯びた」その光に惹かれた一人である似蔵は、銀時の放つ「鋭く光る銀色」の光がどうにも気に入らなかった。
似蔵の前に姿を現した銀時は、ボロボロの身体でありながらもその奥底に眠る戦いの記憶が甦り、紅桜以上の力を見せる。だが…。
 

第九十六訓 『急がば回れ』
                         WJ_2005-52号掲載

主な登場人物: 岡田似蔵、来島また子、武市変平太、志村新八、村田鉄男、
村田鉄子、坂田銀時、神楽、村田仁鉄(むらたじんてつ)
大雑把ストーリー: 紅桜に侵食された似蔵は暴走し、仲間をも攻撃する。鉄男は「アレこそ紅桜の完全なる姿であり究極の剣」と言うが、気絶した銀時の危機に鉄子は「死なせない」と助けに入る。
似蔵の暴走は止まらずその剣が鉄子に振り下ろされようとしていた時、鉄男は「捨てたつもりだった」鉄子をかばい紅桜に斬られてしまう。
そして、“護る剣”を打ちたいと言った鉄子の刀を手に立ち上がる銀時は、紅桜を打ち砕く。
 

第九十七訓 『備えあれば憂い無し』
                          WJ_2006-1号掲載

主な登場人物: 桂小太郎、高杉晋助、坂田銀時、
子供時代(桂・高杉・銀時・吉田松陽)、エリザベス、宇宙海賊“春雨”、
村田鉄子、志村新八、
河上万斉(かわかみばんさい)、神楽
大雑把ストーリー: 桂・高杉・銀時は幼い頃、同じ師の下で学んだ同士。「始まりは同じ場所」だった。
高杉は「松陽先生を奪ったこの世界をブッ潰すだけだ」と言い、桂もその思いはあったが、「一番この世界を憎んでいる筈の銀時(やつ)が耐えているのに俺達に何ができる」そして「壊すには大事なものができすぎた」と言い、高杉の考えを改めさせようとする。
そこへ乗り込んで来た春雨に銀時・桂は立ちはだかり、皆の退路を守る。
 

第九十八訓 『ミイラ捕りがミイラに』
                          WJ_2006-2号掲載

主な登場人物: 土方十四郎、山崎退、お登勢、神楽、坂田銀時、志村妙、志村新八、近藤勲、猿飛あやめ、村田鉄子
大雑把ストーリー: 土方に高杉一派・桂一派の衝突事件報告をする山崎。「銀時が絡んでいるらしい」という情報に、山崎に調査を命ずる。攘夷活動に関わっていた場合は「斬れ」と。
「新八の家で療養中」とお登勢に聞いた山崎は、辺りも暗くなった時分に志村家へ忍び込む。お妙と神楽の行き過ぎた看病に逃げ出す銀時。ストーカー対策で要塞と化した志村家の罠(落とし穴)に落ちる銀時…。
 

第九十九訓 『サンタなんていねーんだよって言い張る
         奴こそホントはいるって信じたいんだよ』
                          WJ_2006-3号掲載

主な登場人物: 坂田銀時、サンタ、ベン、屋台の親父、武蔵っぽい人、月島百合、百合のお母さん、神楽
大雑把ストーリー: 寒い夜、神楽のお使いで遠くまで肉まんを買いに行った銀時は、帰り道に壊れたソリを前に喧嘩をしているサンタとベンに出会う。
屋台で飲みながら困っている事を聞いた銀時は、ソリ(リアカー)を用意し手伝う事に。だが、子供達へのプレゼントは“けん玉”しか持っていなかった。
 

第百訓 『鍋は人生の縮図である』
                      WJ_2006-4・5合併号掲載

主な登場人物: 志村新八、坂田銀時、神楽、定春、お登勢、キャサリン
大雑把ストーリー: 百回記念を迎えた年末、万事屋では銀時・新八・神楽がスキヤキを囲んで(狙って)いる。神楽が一瞬油断した隙に鍋に飛びかかる銀時・新八の行動に、皆手を出しにくい状況を作り出してしまった。
それぞれの心の葛藤の末、まずは神楽が自然な成り行きで鍋を食する展開となった。
その後、お登勢・キャサリンがやって来て、神楽が牛肉と信じて口にしていた肉は豚肉だったと知りショックを受ける。
 

第百一訓 『一日局長に気を付けろッテンマイヤーさん』
                      WJ_2006-6・7合併号掲載

主な登場人物: 沖田総悟、清河七郎(きよかわしちろう)、近藤勲、土方十四郎、寺門通、真選組マスコットキャラ“誠ちゃん”(坂田銀時・志村新八・神楽)、河上万斉
大雑把ストーリー: 沖田の度重なる行き過ぎた逮捕劇に、近藤と土方は責任をなすりつけ合う。
真選組の物騒なイメージを挽回すべく人気アイドル寺門通を“一日局長”として迎える。お通は“誠ちゃん”を引き連れ、全力で仕事に取り組もうとする。いつの間にか飲んだくれている誠ちゃんは、寺子屋の集団下校で子供達に“可愛い”印象を与えることに失敗し、その時お通は…。
 

第百二訓 『僕が僕であるために』
                          WJ_2006-8号掲載

主な登場人物: 坂田銀時、志村新八、神楽、近藤勲、土方十四郎、沖田総悟、攘夷浪士集団“天狗党(てんぐとう)”、寺門通、花野アナ、山崎退、河上万斉
大雑把ストーリー: 公務執行妨害で逮捕されてしまった万事屋。姿が見えなくなっていたお通は異菩寺(いぼじ)に立てこもる“天狗党”に拉致されていた。“天狗党”の要求は「真選組解散と逮捕された攘夷浪士解放」。
“天狗党”の言いなりに「(近藤)局長を斬れ」とまで言われる真選組。イメージマスコット誠ちゃんは「バカで物騒で江戸の平和を護る」ため、カレーを手に異菩時へ向かう。
 

第百三訓 『雪ではしゃぐのは子供だけ』
                          WJ_2006-9号掲載

主な登場人物: 志村新八、お登勢、坂田銀時、神楽、長谷川泰三、“極悪興行”の皆さん、桂小太郎、猿飛あやめ、志村妙、おりょう
大雑把ストーリー: 大雪に見舞われた江戸の町では「第1回 チキチキかぶき町雪祭り」が開催された。万事屋銀ちゃん参加作品は“ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲”。何故か新八意外は皆知っている。
銀時と神楽はグランプリの妨げになる知り合い参加者の作品を次々と破壊して回るが、“スナックすまいる”作成作品のレベルの高さに己のやってきたことが恥ずかしくなる。帰ろうとした時、大乱闘騒ぎとなり、賞金も出ない事を知った銀時・神楽も乱闘に加わる。